医薬品と健康食品の違いって?(その1) は医薬品と健康食品の分類をご紹介しました。これを踏まえて今回はいよいよ広告における医薬品と健康食品の違いをご紹介します。では、さっそくまいりましょう。

薬と食品では、表示できることが違います。

[医薬品]と[指定医薬部外品]は、「効能・効果」を表示することができます。たとえば、のどの痛みの緩和、腰痛の緩和、滋養強壮などです。

[特定保健用食品(トクホ)][栄養機能食品][機能性表示食品]は、「成分」と「機能」を表示することができます。たとえば、茶カテキン(成分)が脂肪の吸収を抑える(機能)、ビタミンB1(成分)が皮膚や粘膜の健康維持を助ける(機能)、グルコサミン塩酸塩(成分)がひざ関節の曲げ伸ばしをサポートする(機能)、などです。

その他の[健康食品]は、「成分」の表示です。たとえば、乳酸菌入り、ポリフェノール配合、など。

医薬品と機能がある食品は“言える強み”を最大限に活用したい!

医薬品は治療が目的なので、「○○に効く!」と言い切れるところがポイントです。こんな痛みにこのように効く、とズバリ言って訴求しましょう。トクホや機能性表示食品などは、からだのどこがどうなるのか、「助ける」「役立つ」などでハッキリ打ち出しましょう。表示できる表現がちょっとわかりづらい場合は、日常のシーンを例に出すと伝わりやすくなります。

勝手に誇張しないよう注意!

効能・効果や機能を越える範囲をうたうのはNGです(薬機法や景表法に触れます)。
たとえば、ビタミンCの栄養機能食品なのに、「風邪にも効きます!」などと勝手に言ってはいけません。表現範囲には十分に注意してください。

健康食品を効果的に見せるコツ

こうして見るとやや劣勢に感じる(一般的な)健康食品ですが、表現に注意すれば、自由度が高いとも考えられます。つまり、「あれもこれも」「全体的に」という複数のメリットがある印象にしやすいのです。お悩みやなりたい将来像を絡めながら、擬音を使ったり、気持ちを形容したりして、表現を工夫していくことがポイントです。

体験談を載せる

さらに、健康食品の訴求でよく使われるのが体験談です。消費者の共感を得やすい“刺さる”コメントを出せると、商品の印象がぐっと上がります。ただし、ここも表現には注意してくださいね。

まとめ

いかがでしたか? 最近はコンビニでも健康食品のラインナップが広がり、世の中の健康意識の高まりを感じます。また、秋の増税では医薬品等は10%(処方箋は別)、食品は8%と税率に差が出ますので、分類の認識も一層重要になります。商品のジャンルをしっかり把握して、それぞれに効果的な訴求を追求していきましょう。