広告におけるキャッチコピーというと、「耳あたりの良いカッコいい言葉」をイメージする方も多いと思いますが、本来のキャッチコピーとはターゲットである顧客の心をつかみ、振り向かせることが求められます。さらに言えば、説得力がありアクションを促す力がある文言こそ最も価値のあるコピーと言えます。

そんな結果につながるキャッチコピーには、一定のパターンが存在します。今回は心を掴むキャッチコピーの型を大きく5つに分類してご紹介します。

1.気づきを与える発見型

インターネットで検索することが当たり前になってくると、必然的に「〇〇する方法」「〇〇のコツ」などノウハウを求める検索が増えます。
こういったシーンでの潜在的な顧客に向けては、商品を活用して何ができるのかをアピールするキャッチコピーが有効です。

例えば口臭サプリや歯磨き粉なら
→「臭いが気にならない〇〇の方法!

メイク用品や美容器具などは
→「今話題の『愛され顔のつくり方』を大公開!

のようなキャッチコピーで誘導し、商品を認知させて興味・関心を高めましょう。

2. 見込み客を引き込む提案型

潜在的な顧客に対して、もう一つの有効な方法としては、商品そのものの特長を訴求するのではなく、記念日やクリスマスなどのイベントに合わせて、『こんな事をしましょう!』と、商品を活用して起こる喜びや楽しみを提案するキャッチコピーでアプローチしましょう。

→「自分の新しい定番〇〇を作ろう!
→「〇〇の日にぴったりのオリジナル〇〇を選ぼう!

のような提案型コンテンツを用意し、商品を検討してもらうように誘引しましょう。

3. ターゲット顧客に向けた共感型

商品開発のストーリーや、ブランドの歴史や背景など、語ることが多くある場合は、消費者の共感を引き出すためにキャッチコピーで問いかけを行い、その後の詳細説明の段階で問いかけに対する解決方法を商品目線で展開しましょう。

→「なぜ〇〇は1日1回飲めば効果があるのか?
→「よく聞かれます、〇〇を作った理由とは?

のようなブランドや商品開発ストーリーに関する問いかけコピーで引き込み、コンテンツ部分でブランドの考え方を伝えてユーザーから共感を引き出しましょう。

4.意外性を演出する問題提起型

ターゲットに対して意外性のある問題提起を行い、思いもよらないことや一般常識を覆すようなことを訴求することで、心理的に訴えかけるのも一つの有効な手法です。

→「ご存知ですか?日本人の2人に1人が〇〇と診断されています。
→「知らなかった・・・。実は〇〇は使わない方が良かったなんて。

など、ユーザーが心理的にドキッとする内容を問題提起するキャッチコピーで訴求しましょう。

5.理性に訴えかけるアテンション型

ストレートに情報を伝えたいなら、数字をキャッチコピーに活用しましょう。ターゲット顧客が納得しやすく具体的で意外性のある数字を提示し、ユーザーの自分事化に結びつけます。特にWEBのバナー広告やリスティング広告など、スペースや文字量が限られているシーンで有効です。

→「10万人が選んだ〇〇
→「日本で5人に1人が使っているのは〇〇
→「驚異のリピート率98%

など、商品やサービスの優位性を訴求する数字をキャッチコピーに活用してユーザーへ訴求しましょう。

まとめ

ご紹介したキャッチコピーの型を活用して、ターゲット顧客に向けて価値あるコピーを開発し、より結果の出る広告づくりに結びつけましょう!

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