ここ数年、スマホ等デジタルメディアの加速的な普及により広告プロモーションの方法も多く変わってきています。
メディアの各世代における平均利用時間(総務省調べ)をみると、既存主幹メディアですあるテレビ・ラジオ・新聞が年々右肩下がりである中、ネットだけが全世代において利用時間が延びている状況です。
(出典)総務省情報通信政策研究所「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
また、そのネットメディアの中でもSNSの利用者は国内で7500万人を超え10~20代の若い世代だけでなく、50代以上の年齢層まで広がりをみせており企業側もプロモーションメディアの中心としてSNSを活用することは珍しくありません。中でもイベントや商品販促に伴うキャンペーンにおいてはかかせないメディアに成長しつつあります。
Index
SNSキャンペーンの目的を明確化する
SNSを活用してキャンペーンを仕掛ける際は、キャンペーンの目的とターゲットを明確にしておくことが重要です。
実施タイミングについて
いつキャンペーンを行うか?
同業他社の販促動向やキャンペーン商品の繁忙期(季節性)、また今回のキャンペーンにおける他媒体でのプロモーションスケジュール(TVCMの放送期間やパブリシティ等)なども精査し最も効果的なタイミングを選択します。
キャンペーン訴求対象について
誰を対象にして行うのか?
キャンペーン商品の持つ直接的な想定ターゲットが訴求対象となるのは当然だがSNSの大きなメリットである「拡散性」を加味した上では、年代や性別ではなく、どれだけ拡散性を持つユーザーにリーチできるかが大事になってくる。
どうして欲しい
どういう行動をして欲しいか?
例えば、今後の商品開発のためにSNSキャンペーンを実施するのであれば、食品メーカーの場合であれば、キャンペーン商品を活用したアイデアレシピを投稿してらったり、具体的に売上を上げるためであればキャンペーン商品を購入条件としたクローズドキャンペーンとして展開することができる。
どのSNSにするのか?
どのSNS(twitter・facebook・instagram・・・)を導線にするのか?各メディアのユーザー層の特性を知ることで、より効果的なキャンペーンにすることができます。
twitter の場合
twitterの特徴は
- 投稿はフォロワー全員に届く
- リツイートにより不特定多数に情報が届く可能性がある
オモシロ系などの拡散力に定評があり、リツイートにより全く知らない人にまで届きます。20代が最も利用者が多く、年代が上がるほど男性の比率が上昇します。年齢が低いターゲットのキャンペーンや拡散を目的とした場合に活用できます。
facebookの場合
facebookの特徴は
- フィード内には友達の投稿に加え、友達が「いいね!・コメント・シェア」した情報も表示されます。
- 実際の友達だけでなく、仕事上の関係の人とも繋がる傾向があります。
日本でのfacebookのユーザーは 10代が極端に少なく、40代が中心になっています。男女比では男性がやや多く、今回上げているSNSの中では60代の利用が最も多くなっております。そのため、男性向けや年齢が高めのキャンペーンやビジネス系のキャンペーンなどに向きます。
instagramの場合
instagramの特徴は
- 写真や動画でコミュニケーションする媒体
- 仲の良い人とだけ繋がるコミュニティ
- 「いいね」で拡散しない
- ハッシュタグが多く、若者の間では検索エンジンよりも、ハッシュタグやユーザー名検索を活用し検索エンジンとして利用している。
日本では20~40代が中心で、30代以下は女性比率が60%を超えています。さらに、昨今では40~50代の利用者も増加率が高くなっているため、女性をターゲットとしたキャンペーンや写真映えを狙ったキャンペーンなどで活躍するSNSになっています。
SNSキャンペーン成功のために
企画段階において該当商品の市場動向やターゲットの特性を把握するすることで、訴求性の高いキャンペーンを行うことができ、ユーザー自らが積極的な媒介となり盛り上がり誘因し拡散につながりやすくなります。
ですから企業側は日ごろから協労する広告代理店や企画会社との情報交換を密に行い伴うトレンドを把握した上で、タイミングを逃さずにキャンペーンを仕掛ける必要が最も重要と考えます。
一過的な抽選とプレゼントで終わらないよう、広く印象に残るキャンペーンを行うことで、その後の企業イメージの向上にもつなげることができるのではないでしょうか。
【最新の記事はこちら】