筆者は以前、マンガに登場した地をめぐる旅行(聖地巡礼)の最中、新聞記者にインタビューされたことがあります。その中でとある資料館について感想を求められ、答えた感想が「これが本物か~とすごいと思いましたね」です。
えっ?!マンガに魅せられて資料館まで来た情熱、何ヶ月も準備したワクワク感、それが今絞り出した「本物すごい」だけ? 愛はどこに行った??
心が動いているのにそれを言葉にできない語彙力の乏しさに虚しさを感じました。
インタビュー話は少し特殊ですが、例えば贈り物にちょっとしたメッセージを添える時、自分の思いや感想を伝える時など語彙力があったほうが絶対に伝わると思います。
そこで今回は筆者が虚しさを感じて以来、実践している語彙力の鍛え方を紹介します。
インプットとして読書をする。
生活の中で遭遇する言葉は限られているので、読書をすることでインプットします。現代語で書かれた小説なら何でも良いです。※ファンタジー系のものは造語が入っていることがあるので見極めを。
気になった表現は何度か読む。元気と余裕があればメモをとるともっと良いです。個人的にオススメなのは映画化作品も多く幅広い層に人気の伊坂幸太郎さん。軽快なテンポでサクサク読めること、ウィットに富んだユニークなセリフ、伏線がスルスル回収される気持ちのいいストーリー展開が魅力です。
また、最近WEB広告で見かけるオーディオブックも試してみましたが全く頭に入って来ませんでした。
正確な漢字が浮かばない(言葉と意味が結びつかなかった)ことから目で追える紙の本や電子書籍が良いと思います。
アウトプットとして話す、書く、声に出す。
せっかくインプットした情報も使わなければ、いざ引っ張り出す時に苦労します。いい言葉を見つけたら、なるべくすぐに使うようにしましょう。
人との会話、SNSにつぶやく、日記何でも大丈夫です。声に出すと頭に残るので、独り言も良いかもしれません。
元気と余裕があれば調べてみる。
例えば[すごい 類義語][すごい 連想語]などで検索すると以下のように言い換え表現を探すことができます。
[本物 類義語]だと
言い換えで出てきた言葉の中から自分の気持ちに合うものをピックアップすると、表現の幅が広がります。
※連想語は当初の意味からかけ離れる場合があるので正しい語意か見極めを。
まとめ
正直なところ、語彙力が限られていても普段の生活の中では何とかなるもんです。
でも時折、語彙力がないばかりに焦り、少しばかり恥をかき、ふと寝る前に思い出しては悔しさに苛まれることもあります…。
自分も思い当たる点があるなと思われた方はぜひお試しください!