2000年の開局以来、右肩上がりで伸びてきており、今や視聴可能世帯数は約4,356万世帯となり世帯普及率75.1%に達しているBSデジタル放送。年に4月と10月の2回行われるキー系列+BS11のBS局の改編についての2019年4月改編のポイントをお伝えいたします。※全国総世帯数5,748万世帯

■平日日中帯(8:00~19:00)

主婦が視聴ターゲットで、通販スポンサーのスポットCM出稿がメインの平日日中帯は、基本的に各局あまり大きく編成を変更しない傾向にあります。編成を変えることによって、それまでの視聴者の視聴習慣が途切れてしまうためです。

今回の改編では一部枠移動がある局もありますが、通販のレスポンスの取れる韓国ドラマ・2時間サスペンスドラマ・時代劇ドラマのベルト編成の数自体は、ほぼ変わらずという状況です。

また、通販スポンサー向け29分テレショップ枠の枠数ポジションもほぼ変更なく編成されています。平日日中テレショップはドラマ⇒テレショップ⇒ドラマ⇒テレショップとテレショップを段積みにしない編成が主流となっており、これは下段のレスポンス低下を避けるためです。

■GP帯(19:00~23:00)

BSのGP帯の番組は、紀行・グルメ・歌謡・ニュース・ドラマ・映画・バラエティ等が編成されていて、M3F3層の視聴者をターゲットとした番組編成となっています。

GP帯に関しては通販スポットCMだけでなく、一般スポンサーのタイム提供・スポットCMが多いゾーンとなります。地上波同様に改編のタイミングである程度枠移動や新番組が編成されることが多く、今回も各局新番組を編成しています。

昨年12月から4K放送を始めている局に関しては4K放送の番組(紀行・ニュース・映画等)が徐々に増えてきています。

■深夜帯(23:00以降)

BSの今までのメインターゲットは3層(50歳以上)でしたが、新たな視聴者層を取り込むために1層2層(20代~40代)向け番組を編成する局が多くなっている傾向があります。

今回新たに、深夜の11時以降はお笑い芸人などのバラエティ番組、ドラマ、アニメ等が編成する局が多く、特にアニメなどはアプリやエンタメスポンサーの需要が高いことから、アニメのみどりスポットCM企画などで、新たなターゲット向け番組で、新たなスポンサー出稿を獲得しようとしています。また、土日で単発番組またはレギュラー番組でゾーン編成をして、1層2層向け番組を編成する傾向もあります。

■まとめ

・平日日中帯は大きな変更なし
・GP帯は4K番組や新番組を編成
・深夜帯は1層2層向け番組を編成

BS局はターゲットを今までのシニアから20代~40代に広げる傾向になっており、商品やサービスのターゲットに合わせて、CM出稿のゾーンや番組を選択することが重要です。

各BS局のタイムテーブルに関してはお問い合わせください。

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