この記事をご覧の皆さま、最近新聞は読んでいらっしゃいますか?
商品や会社名など、多くの方に認知を高めたいと考えたとき、まだまだ新聞は根強い媒体です。
年々部数は減少しているものの、地方から全国までエリア幅広く展開でき、しかも印刷物という意味では保存性や再読性も期待できます。
特に、
①固定の読者層がついている
②新聞をとっている=客層が良い
③テレビやラジオと違い、お電話が集中せず分散しやすい
といった点から、通信販売や旅行関連の広告枠として、人気な媒体と言えます。
新聞広告の出稿には、広告代理店を通してのお申込みが必要ですが 、お問合せの前に抑えておきたいポイントを2点にまとめました。
ポイント1:お問い合わせの前に、広告の5W1Hを整理しましょう
まずは、どんな新聞広告にしたいか、ふんわりとでも良いのでイメージしてみましょう。
新聞には様々な広告があるため、
①いつ
②どのエリアで
③何を
④どんな内容で
広告したいか、イメージを具体化していた方が掲載までスムーズに進むケースが多いためです。
この内、④は広告の原稿内容にかかわってきますが、その前段階として
<サイズ><面><色数>について補足しておきます。
サイズ
新聞業界では縦幅を「段」という単位で呼んでおり、新聞1Pは「15段」で構成されています。
紙面の1/3を占める<全5段>の枠は、記事下広告で掲載可能枠数も多いので枠取りもしやすく、通信販売の広告も多いサイズです。
紙面1P<全15段>の枠は、商品点数が多い広告や入れる情報量多い広告、またインパクトのあるクリエイティブの広告に向いています。通信販売の広告では、複数の商品を紹介する旅行や雑貨関連なども多く採用されています。
告知したい情報量に応じて、広告サイズをイメージしてみましょう。
掲載面
注目度が高いのは、<TV面/1面/社会面>と一般的に言われていますが、枠数も少なくレギュラーでお申し込みをされる企業もあるほど人気の面です。
ほとんどの新聞では朝刊の1面は書籍広告が入るため、出版関連以外が入ることは稀ですので、目立つ1面にこだわる場合は朝刊ではなく、夕刊を検討してみてください。
色数
基本的に4色フルカラー/モノクロの2パターンです。
新聞はカラーで掲載できる面が限られており、モノクロ原稿の方が載せやすいのですが 、食品のシズル感や商品のブランドカラーをイメージ付けたいときには、カラーでの掲載がおススメです。
広告の目的・伝えたい情報のボリュームを整理して、優先順位をまとめておきましょう。
ポイント2:お見積りは慎重に
広告のイメージがふんわりとついたら広告代理店へ見積もりを依頼してみましょう!
もちろん、上記すべてマスターせずともご予算やイメージをお伝えすれば、広告代理店のほうで良きプランをご提案いただけるので予算ベースのご相談でもOKです。
ただし、一番気を付けるべきなのがこの<お見積り>。
少しでも価格を抑えて広告を打つために、お引越しの業者選びのように相見積をとると、大変なことになりかねません。
なぜか?
私たち広告代理店は、企業と媒体社をつなぐ窓口の存在ですが、最終的に行きつく交渉先は<新聞社>。
つまり、どの広告代理店に依頼しても基本的に同じ価格が上がってくるはずなのです。
コワイのはここで、最初の代理店がお客様の希望料金に近づけるための交渉中にもかかわらず他の代理店からも同じ広告主様、同じ商材で見積もり依頼の話が媒体社に行くとこのときにあがってきた見積り価格は、基本的に動かなくなります。
つまり、最初に相談した広告代理店の交渉がそこでうまく進まなくなってしまうとその後の料金の相談や交渉はとても難しくなる可能性があるのです。
もちろん交渉によって掲載費用を抑える方法はありますが、
基本的には初回のお見積りからどの程度サービスできるのかになってしまうため、はじめが肝心と言えます。
まとめ
- 新聞はエリアセグメントをしやすい媒体である。
- サイズや面、色数をざっくりとでもよいので広告のイメージを整理しておきましょう。
- お見積りは慎重に。不安があれば、広告代理店に遠慮なく相談しましょう。
新聞は複雑かつ多様性のある媒体です。工夫一つで予想を超える反響が出る可能性を秘めていますので、この機会にぜひ検討してみてください。
【最新の記事はこちら】