LINEは日本国内の利用者数は増えており、月間利用者数が7,500万人を超え(2018年3月末時点)、生活インフラの一つとして定着しています。
そしてこのユーザーに向けて自社の広告を出稿できるのが、運用型広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform」です。そのLINE Ads Platformが2018.11.29に新たにメニューが増えました。広告のメニューは「LINE Dynamic Ads」です。

簡単に言うとLINEでダイナミックバナーが出来るようになりました。現状は配信が可能な業種はEC・不動産・人材・旅行業界です。

そもそもダイナミックバナーとは…

動的なバナーです。ここでの動的とは、動きのあるものではなく、状況に合わせて柔軟に変わるものを指しています。一般的に良く見る広告バナーは下記になります。

ダイナミックバナーイメージ

通常はリターゲティングとダイナミックリターゲティングを分けられますが、リターゲティング広告が「サイト訪問ユーザーに広告主様が出したい広告を表示する」ものであるのに対し、ダイナミックリターゲティング広告はそれに加えて「ユーザーごとに最適な広告バナーを表示する」のが特長となります。

ダイナミックバナーのおすすめ

一般的には検討商品が複数ある場合に利用されることが多く、
特にモール系EC《ファッションなど》、不動産、旅行で利用されています。

ダイナミックバナーって効果は?

DSPの会社でいうとCriteo(クリテオ)・ロジカドでも実績がありスタティックバナー(静的なバナー)からダイナミックバナーに変更することで、クリック率(CTR)では100%~150%程度の増加率を示すことが多く、成約率(CVR)でいうと110%~190%上がる事例も多くあります。

なかには、人材派遣系ではダイナミッククリエイティブでは、通常バナーに比べ

  • PCでは、CTRが3.1倍
  • SPでは、CTRが1.3倍

改善が確認された事例もあります。

まとめ

  • LINEでダイナミックバナーができた
  • ダイナミックバナーはユーザーに対してシステマティックに出稿
  • スタティックバナーよりダイナミックバナーの方が効率良い事例がある

広告の流れとしてよりユーザーに寄り添った広告が好まれるようになってきているのが見られており、LINEだけでなく、他のアドテクにもアンテナを張っていないとついていけないようになっております。

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