記事LPとは?

昨今、普段の生活に必需品となったスマートフォンにより、人々がデジタルメディアに対する接触時間が大きく増加しています。
記事LPとは、そんなデジタルメディアに溶け込み、ユーザーに違和感を与えることなく、情報を届け、自然に認知してもらうためのLP(ランディングページ)のことです。
一般的には露出するメディアの構成・デザインを用いて作成し、記事LP内のリンクから通常のLPもしくは本サイトと繋がる形で、セットで使われます。
記事LPはメディアとの親和性を重視した読み物であり、ユーザーが自然にコンテンツを読む感覚で目を通すことができる特徴があります。

出典:「インフィード広告」でスマートフォン版Yahoo! JAPANトップページに広告掲載 | Yahoo!プロモーション広告 公式 ラーニングポータル (https://promotionalads.yahoo.co.jp/online/infeed.html)

記事LPが効果を発揮する場面

記事LPは、購入意欲が低い潜在層、準潜在層に効果的と言われています。

接触のタイミングは、ユーザーがデジタルメディアやSNSを閲覧しているときに目に触れます。「このコンテンツを読みたい」という心理からクリックをすることで、ユーザーの知りたい悩みや疑問を、その商品が解決できると認識し、高い購買意欲で次のステップ(ランディングページ)へ進みます。

記事LPの作成方法

ターゲットユーザーとゴールを定める

まず、「商品の良さを伝えたい」という売り手主体ではなく、ターゲットとなるユーザーを設定します。年齢・性別・日頃の悩み・家族構成など、できるだけ細かく設定しゴールを明確化します。

社内で作るとどうしても『売り感』が強くなってしまうため、第三者の意見に耳を傾けるのは効果的です。

魅力的なキャッチコピーを作る

昨今インターネットにおいてデジタルメディアが世の中に溢れている中、ユーザーは大量のコンテンツを「流し見」しており、気になった記事以外は目に止まりません。 記事に目を止めてもらい閲覧してもらうためには、ユーサーサイドの目線での訴求の強いキャッチコピーが必要となります。

記事のクリック率がCPCに直結するため、キャッチコピーは非常に重要な要素となります。ここで気をつけるべき点としては、キャッチコピーで売り込みをしないことです。


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いかがでしょうか?
初対面のセールスマンが開口一番セールスをしてきたら、誰しも財布の紐は硬くなるものです。最初の一言はあくまで興味関心の最大化を目指しましょう。

構成・ライティング

まずは全体をセクション毎に分け、大まかな流れを構成していきましょう。全体を通して論理構成を崩さないよう筋道を立てます。スタンダードな形は以下のようになります。

  • ヘッダー
  • 体験談
  • 商品やサービスの説明
  • 他のユーザーの口コミ
  • オファー
  • クロージング

内容は具体的な方がベターです。また難しい言葉は避け、ユーザーサイドの目線でなるべくキャッチーな言い回しで作ります。

記事LPのポイント

早速文章の作成に入る前に、まずは一度ターゲットユーザーの心理を振り返ることをおすすめします。
記事LPには、高い購買意欲の高いユーザーをなるべく多く次のランディングページへ送客する役割があります。そのためにはターゲットユーザーの心理を理解し、以下の3つの障壁をクリアすることが重要となります。

クリアするべき3つの障壁と対策

1.「興味がない」

魅力的なキャッチコピー・タイトルが求められます。
ランディングページでは、ファーストビューの違い(キャッチコピー・画像)だけで結果が大きく変わってくることはご存知かと思いますが、記事LP内においても見出しは非常に重要です。

2.「信憑性が低い」

ユーサーサイドで考えを述べたり、あるいは専門家の発言や新事実を用いて固定観念を取り払う必要があります。しかし自分事から逸脱しては意味がありません。あくまで自分事として興味をもってもらえるような内容で書きましょう。

3.「必要性を感じない」

固定観念を取り払ったら、いよいよクロージングです。
ユーザーの悩みの解決策として商品を紹介し、商品に興味を持ってもらえるよう誘導します。商品説明は売り感が出過ぎないようにしたいところですが、ユーザーが今すぐ行動しなければならない理由付も必ず行いましょう。

例えば
「先着○○名様限定」などの限定感のあるオファーの提示は鉄板ですが、
「紫外線の増えるこれからの季節に欠かせない!」「春の新生活にはまだ間に合う!」というような煽り方も効果的です。

まとめ

記事LPの基本的な作り方についてご紹介しました。
獲得効率の優れた記事LPを作るためには、ユーザーの3つの心理を理解し、ユーザーに寄り添った内容で作ることで、成果に結びつく可能性は高まります。
またどんなクリエイティブでも同様ですが、初回から優れた記事LPを作るのは簡単なことではありません。複数パターンのクリエイティブテストは必須といえます。

キャッチコピーやレイアウト、画像素材が違うだけでもレスポンスは変わるため、余裕があれば予め複数のパターン用意し、早い段階でA/Bテストを実施できるよう準備を進めておくと良いでしょう。

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