近頃、「MEO施策をしませんか?」と業者さんから提案を受ける機会が多くなってませんか?私も問い合わせでMEO施策についての営業が多くなっているのを感じます。今回はMEOについて解説していければと思います。
そもそも、MEOとは
MEOとはMap Engine Optimizationの略で主にGoogle Mapを対象とした地図での検索エンジンにおいて最適化を図ることです。実は、MEO施策を行うことで、 「地域名 + キーワード」or「キーワード + 地域名」 でgoogle検索した場合でもGoogleマップ専用エリアがあり、通常の自然検索より上位に表示されます。
つまり、googleがおすすめしてくれる店舗や企業になろうという施策です。
直近2020年において総世帯における世帯ベースでの普及率は、スマートフォンでは77.6% となっており、多くの方がスマートフォンを利用してインターネット検索やSNS等を利用していることがわかります。さらに、5G通信時代に突入し、位置情報を利用した検索が今後より必要になっていきます。
MEOのメリット
【MEOメリット①】 ローカル検索で専用エリアに表示される可能性あり
「地域名 + キーワード」or「キーワード + 地域名」 でgoogle検索した場合でもGoogleマップ専用エリアはオーガニック検索結果より上の目立つ位置に表示されます。そのためSEOよりユーザーの目に止まり、認知される可能性が高いのです。
googleでの検索においてもすべての検索ワードの80%(5人に4人)は近くのお店を見つけているデータもあります。
【MEOメリット②】 意欲の高いユーザーにアプローチできる。
たとえば「渋谷 居酒屋」で検索するユーザーは「渋谷の居酒屋に行きたい」や「美容院 青山」で検索するユーザーは「青山で髪を切りに行きたい」という目的が明確です。そのため行動を起こすまでのスピードが早く、集客につながりやすいのです。
【MEOメリット③】 電話予約や経路検索がスムーズに行える。
Googleマップにより店舗までの移動や、電話予約がスムーズに行えるため、ユーザーが店舗にアクセスしやすくなります。説明文や写真で店舗の特徴や魅力をアピールすることも可能です!また、予約サイトなどを経由せずに集客ができるのもメリットの一つになります。
GoogleのMEO施策の方法は?
MEO施策もSEO施策と同様にGoogleに対して寄り添う必要があります。そのため、SEO施策と同様で大きく分けると内部施策と外部施策が必要となります。
MEO内部施策 -Googleマイビジネスについて
①まずは、Googleマイビジネスを登録
Google マイビジネスとは
Google マイビジネスは、さまざまな Google サービス(Google 検索や Google マップなど)上にローカル ビジネス情報を表示し、管理することができる無料ツールです。実店舗に顧客を迎え入れてサービスを提供するビジネスや、エリア限定でサービスを提供するビジネスを営んでいる方は、このツールを活用すればユーザーにビジネスをアピールすることができます。Google でのオーナー確認を済ませているビジネスは、ユーザーからの信頼度が倍増する傾向があります。
参照:Google マイビジネスへようこそ :https://support.google.com/business/answer/6300665?hl=ja
Google マイビジネスの登録としてはGoogleアカウントが必要になります。Googleアカウントを取得したら、下記の内容が必要になります。
- 地点登録がされているかどうか
- されていない場合はGoogleマップで場所を追加する
- オーナー登録を実施する。
- 内容の登録(電話番号、営業時間、ウエブサイト、営業日、写真を追加)
気を付けることは店舗や会社の名前、所在地、電話番号をWEBサイトなどと統一することです。例えば、カタカナとアルファベット、全角・半角、アラビア数字か漢数字かなど、表記を統一します。
写真に関しても外観やメニューなどがあるとよいとされます。特に看板が写っていれると本当にその会社や店舗が実在すると理解されやすく審査もスムーズにいくとされております。
②Googleマイビジネスで「投稿」を定期的に行う
「投稿」とは店舗の情報を随時発信できる機能のことです。この機能を利用すればタイムリーにアピールしたい情報を発信することができます。「新商品を発売した」や「新スタッフが入りました」「新しいキャンペーン」などを告知することができます。些細な内容でも問題ないので、定期的に投稿することが重要になります。
また、「投稿」に関しては 、内容は「イベント」と「特典」を除いて、約1週間でGoogle検索とGoogleマップに表示されます。
③口コミを集める
MEO施策を行う際にgoogleとしては第三者からの客観的な意見は重要で、クチコミの件数と評価の高さが必要になってきます。そのため、できるだけクチコミを集めるよう努力することが大切です。ただし、一度も言ったことがない場所を口コミとして入れる行為はgoogle側に位置情報データがあるため、NG行為になります。お客さんもしくは知り合いに書いてもらうことが重要になります。
コメントからキーワードを拾うこともあるためできる限り内容を細かく書くことが重要になります。
さらに、口コミに対して返信も重要になります。返信がない場合、マイビジネスのアカウントは動作していないと認識される場合があり、定形文を返すのではなく、返信コメントから店舗に関する新たな細かい情報も合わせて伝わるよう工夫してください。
MEO外部施策-マイビジネス外の対策について
最近では、マイビジネスの運用をちゃんと行っている店舗や企業は増えてきました。そのため、口コミ評価や口コミ数などが同じくらいの店舗が同じエリアにいる場合、順位の優劣がつきにくくなっております。
そこで、Googleはマイビジネス以外の情報も重要視していると言われています。
(SEO同様にGoogleが公表しているわけではないですが、施策を行う中、SNSでの投稿や外部サイトにリンクされているなど様々な要因が考えられます。)
① 被リンクしている店舗のWEBサイトの対策
被リンクしている店舗のWEBサイトを対策します。WEBサイトの店舗ページタイトルに地名を入れることが基本になります。また、ほかにもSEO施策と同様で、Googleに信頼される店舗のWEBサイトにするためには、多くの別サイトに被リンクされることも重要とされています。さらに、 店舗のWEBサイトへのアクセス数や滞在時間なども評価される場合もあり、滞在時間が長いほうが評価が高い傾向もあります。
②メンション強化(SNS強化)
被リンクされずとも「エリア」「店名」「業種」などがSNSなどで記載されていると評価が上がる傾向があります。そのため、投稿キャンペーンなども重要です。
まとめ
MEO施策について解説してきました。 実店舗を持つサイトにとってはSEOよりも効果的な事もあります。さらに、電話誘導や口コミまで一般的な消費者が知りたい情報がまとまっているものになるため、消費者がより利用していくと思います。もちろん、BtoBビジネスを行う企業様にとってもメリットのある施策とされております。 ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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