みなさんはラジオを聴いていますか?

テレビ離れや新聞離れなどが話題に上がる中、ラジオも例外ではありません。しかしながら、ラジオは昔からの根強いファンたちが熱心に聴いていることにくわえ、車の運転中などの「ながら聴取」、さらにスマホアプリなどのデバイスの普及により新たな世代がラジオに接する機会が増えていることも事実です。そこで、今回はラジオで商品を売る際のコツ(原稿の書き方)についてお話したいと思います。

<原稿を制作する前に…>
まず、なんといっても「売れる」番組を選ぶことです。売れる番組とは何か?新聞やテレビなどは流し読みや流し見をする人も多いかと思いますが、ラジオを聴いている層は圧倒的にパーソナリティに信頼を寄せ、このパーソナリティの番組だからこそ聴く!という人が多いのです。パーソナリティの信頼が厚ければ厚いほど、パーソナリティがおすすめした商品は瞬く間に売れてしまいます。原稿の前に、何よりも番組の選定が大事です。

さて、番組を選んだらより売れる原稿づくりです。ここでは売れるための4つのヒントをご紹介いたします。

ヒント1 掛け合いする

人は一方的に押し付けられる広告より、消費者の視点に立った広告を好みます。できるだけ原稿は企業側の担当者(メーカー視点)と、パーソナリティ(リスナー目線)の掛け合いで成立するような形にしましょう。企業側の担当者は電話での出演もいいですが、なるべく現場で掛け合いをしたほうがよりライブ感や熱が伝わり、レスポンスも良い傾向にあります。長文を話すより、会話するように、テンポのよい原稿を意識することも大切です。

ヒント2 想像させる

ここがラジオショッピング原稿を作る際に一番気合いを入れたいポイントです。ラジオは耳で聴くもの。言葉や音を尽くして、リスナーの想像力を掻き立てる表現でその商品の特長を伝えます。

ヒント3 試す

ラジオ局によってはNGの場合もありますが、OKの場合はパーソナリティにその場で商品をお試ししてもらってください。食品なら食べたあとに率直な感想を、化粧品なら付けたあとに使用感などの感想を話すのです。内容はこちらで指定してもよいですが、その場の流れに合わせて、あえてパーソナリティに自由にコメントをさせることも。そのほうがパーソナリティ自身のことばで表現され、リスナーの興味をひき、好感を得やすく(=購入に繋がりやすく)なります。

例)食品の場合

パーソナリティ:
さっきからいい匂いがスタジオに充満しているんですが…

企業担当者:
気付きました?今日は実際に食べてもらいたくて商品をお持ちしました!

パーソナリティ:
えー!うれしい!さっそくいただきます!
(試食)
(率直な感想をお願いいたします)←パーソナリティ独自の表現をお願いします

*または、キーワードだけ指定して感想をお願いすることもあります。
(「ほっくり」というキーワードを使って感想をお願いします)など。

ヒント4 あおり

十分に商品理解をしてもらったあとは、最後のオファー(価格やオマケ)の説明でリスナーの背中を押します。このときに大事にしてほしいのは臨場感・限定感・ライブ感です。たとえば、通常価格2000円の商品が半額になりミニサイズが1個プレゼントでつく場合は、下記のようにあおります。

パーソナリティ: 
こちらはおいくらですか?

企業担当者:
通常価格2,000円となっております!

パーソナリティ:
一生のお願いです!1000円になりませんか!?

企業担当者:
うーん…(間) では、今回だけ特別に1000円にさせていただきます!

パーソナリティ:
ありがとうございます!
さらに!いつも聴いていただいてるリスナーの方々へ、
「この番組を聞いた」で何かプレゼントお願いできませんか?

企業担当者:
**さん(パーソナリティ)のお願いなら仕方ないです!
今から30分以内にお申込みで、
「この番組を聞いた」と言っていただいた方に限り!
ミニサイズ1個を無料でお付けします!
ただし、先着200名様限定とさせていただきます!

まとめ

・掛け合いする
・想像させる
・試す
・あおる

いかがでしたか?
ラジオショッピング原稿を制作する際は、上記の4点を意識してみてくださいね。

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