皆さんは紙媒体とWEBのライティングにどんな違いがあると思いますか。
「正しい日本語をちょっぴりくだけた感じで書ければいいんじゃないの??」と
思われる方も多いかもしれません。
恥ずかしながら私も、転職しWEB (SNS用の記事LP)を担当するまではそうでした。

今回はそんな私が業務で感じた違いと、WEBライティングのポイントをピックアップしてお届けしたいと思います。

情報量と見え方の違い

まずは紙について。
紙は広告物の大きさ、ページ数など掲載スペースがキッチリと決まっています。
そのため、載せたい情報の重要度を精査し、何をどのぐらい盛り込むといった、
しっかりとした構成を組まないと散らかって収集がつかなくなってしまいます。

一方、WEBは。
書こうと思えば好きなことを好きなだけ書くことができ、
スペースに関しては自由です。
でも、その分、読み手が苦しくならないように、飽きてしまわないように、
適切な文章量や情報の出し方を意識する必要があります。

読み手の意識の違い

これは雑誌を読む時とスマホで記事を読む時の状況を思い浮かべて欲しいのです。
雑誌はある程度時間に余裕がある時に読んでいるのに対し、
スマホの記事は何となく移動の合間や待ち合わせの暇つぶしなど、
ながら読みが多いと思います。
当然、スマホの記事の方が読もうという意識が低いです。

このことから紙はある程度読み込ませることができますが、
WEBは結論や読み手が求めている答えが無いと判断されると
すぐに閉じられてしまいます。

校正・締切りの違い

私が一番戸惑ったのはこちらの違いです。
紙が締切り厳守、尚且つ、絶対に間違いがあってはならないと
必死の思いで校正を重ねるのに対し、
WEBは締切りを相談できて(例外あり)、
校正もキッチリ回数が設けられておらず重要視されていないことがあります。

WEBは印刷の過程がないため、後から間違いを見つけても
すぐに修正できてしまうからなのですが、
誤字の多い文章は信頼にも関わるため、締切りの設定も校正も
しっかり行うべきと思います。

評価の違い

紙媒体、例えば新聞であまり良い反応を得られなかったとします。
読み手の心に届かなかった原因として、もちろん記事内容も考えられますが、
デザイン、出稿する新聞の種類、タイミング、誌面の位置など様々な要因が考えられます。

それに対しWEBはいかに検索されるか、見られるかがまず評価されるので、
検索に引っかかるキーワードを十分に盛り込めてなかったなど
原因が個人の書いた文章に直結していると感じます。

まとめ

上記の違いを踏まえたポイントをまとめてみました。

●結論や答えは最初の方に持ってくる。
もったいつけると、結論に辿り着く前にページを閉じられてしまいます。

●難解でクセのある言い回しを避け、簡潔に。

●長すぎるものはNG!
情報の重要度を精査し、適切な文章量にする。

●SEOの基礎知識を身につけておく。
SEOとはなんぞや?
基礎を知っているだけでも何とかなります。

●情報を探している人が検索しそうなキーワードを意識する。

締切りを守り、校正をきちんと行う

以上!大きなものをピックアップさせていただきました。

何かWEBでのライティングは必要になった時は
思い出して実践していただければと思います。

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