以前、「2019年はWEB動画広告がトレンド!?」でも取り上げましたが、2020年も動画広告市場は急成長を続けています。オンラインビデオ総研によると、2019年の動画広告市場は2,059億円に達し、2020年には3,289億円、2023年には5,065億円に達する見込みと出しています。

動画広告市場が大きく拡大する中で、今回は特に動画市場へ大きな影響を与えているYouTube動画広告を詳しくご紹介します。

YouTube

YouTube利用者数

動画共有サービスとして始まったYouTubeですが、ライブやコメントなどの機能が追加され、今やFacebookやTwitterなど他の主要SNSと並んで無視できない、一般的なユーザーに親しまれているSNSサービスとなりました。

日本では6,000万人以上(日本人の2人に1人)がYouTubeを利用しています。言わずと知れた利用者数国内No1の動画視聴サイトです。

出典:ニールセン2019年日本のインターネットサービス利用者数

YouTubeを利用している年齢層

出典:総務省情報通信政策研究所
「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」p67をもとに弊社がグラフ作成
https://www.soumu.go.jp/main_content/000564530.pdf

YouTubeを視聴している年齢層は若年層だけではなく、幅広い層に視聴されています。

総務省の発表した「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」では、10~20代の利用率は90%以上、30~40代の利用率も80%を超えており、高い確率で利用されています。50代の利用率は64%、60代は32%と年齢が上がるにつれて、利用率は低くなっていますが、年配の視聴者も少なくなく、幅広い年齢層から視聴されていることがわかります。

YouTube動画広告の特徴

YouTubeの動画広告の特徴は、大きく2つあります。

①細かいターゲティングができる

YouTubeはGoogle広告を通じてYouTube上に掲載されます。 そのため、基本的にはGoogle広告と同様のターゲティング が可能です。

地域、年齢、性別はもちろん、ユーザーの検索傾向やアクセス履歴から興味関心のありそうなユーザーへの配信できる「アフィニティカテゴリ」や、既存顧客に興味・関心が似ているユーザーを対象とする類似ユーザーへのターゲティングなども可能です。

②課金方法

課金方法は、広告フォーマットによって異なりますが、 基本的に、料金が発生するのは、ユーザーが動画広告を視聴した場合のみとなります。
正確には、

・動画広告を30秒以上見た場合 ※30秒以下の動画は全て視聴した場合(CPV)
・広告をクリックした場合(CPC)
・1000impあたりの課金(CPM)

の3つがあります。

スキップできるフォーマットの広告は、ユーザーにスキップされたら料金は発生しないため、商品やサービスに興味がないユーザーへの広告費用が発生せず、費用対効果が高いと言われています。

■YouTube動画広告の種類

YouTubeの動画広告には、大きく分けて3種類の広告フォーマットがあります。

TrueView広告

TrueView広告にはインストリーム広告とディスカバリー広告の2種類があります。

インストリーム広告

YouTube 動画の再生前後や再生途中に流れる広告で、5 秒が経過すると、「広告をスキップ」が表示され、ユーザーは広告を見続けるか、スキップするかを選択できます。
15秒以内の動画であれば、スキップできない仕様にすることも可能です。

スキップ可能の仕様にする場合は、最初の5秒でインパクトを残すクリエイティブを制作する必要があります。
スキップできない仕様は必ず最後まで見てもらえるメリットがある一方、ユーザーの心象が悪くなる可能性があります。

料金は、30秒以上ユーザーが動画を見た時かクリックなど動画にアクションを起こした時にしか課金されないので、すぐにスキップされた場合、広告費は発生しません。
※30秒未満の動画の場合は全て視聴された際に広告費が発生します。

ディスカバリー広告

YouTube内の検索結果部分や関連動画、モバイル版YouTube のトップページなどに表示される広告です。インストリーム広告のように強制的に見せられる広告とは違い、広告に興味を持ったユーザーがクリック・再生してくれることが特徴です。

料金は、サムネイルか広告文をクリックし、動画が再生されたら広告費が発生します。

バンパー広告

インストリーム広告と同様、YouTube 動画の再生前後や再生途中に流れる広告です。 異なる点は、動画素材が6秒以内の動画のみで、スキップができない点です。 幅広いユーザーへのリーチを見込める広告メニューで認知獲得に向いています。
動画が再生されると費用が発生します。

アウトストリーム広告

スマートフォンやタブレット専用の広告で、YouTube以外の、Google 動画パートナー上のウェブサイトやアプリにのみ表示されます。
動画が2秒以上再生されると費用が発生します。

まとめ

今回は、YouTubeの動画広告にはどんな種類があるのか、基本的な概要を説明しましたが、

  • YouTube動画広告がどのくらい効果があるか知りたい!
  • YouTubeの動画広告の制作ついて詳しく知りたい!
  • どのくらいの予算で実施できるか知りたい!

などございましたら、是非ご相談ください。

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