そもそもキャラバンという言葉の意味は。

元々はイスラム地方で見られる、ラクダなどと帯同して砂漠地帯を移動する「砂漠の隊商」を意味する言葉であり、何らかの目的のために組まれた集団や遠征を意味します。

ビジネス、販促業界では商品の販売や認知を目的として全国各地でのイベントへ参加すること。また、PR業界では雑誌社や新聞社へ記事などで取り上げてもらうために各社の広告局ではなく編集部などへ直接リリース記事や商品を持ち込むことも「キャラバン」と呼びます。

キャラバン型インフォマーシャルとは

キャラバン型インフォマーシャルは、あくまで◯◯社が提供する通販番組として、各協賛企業の商品を紹介する形式をとった提供番組です。

29分など提供番組は通常であれば皆さんが普段見ている番組同様に、
「毎週◯曜日◯時からこのチャンネルで」
といったように1クール、2クールといった箱買いをしますが、
キャラバン型インフォマーシャルは決まった曜日に毎週流れるわけではなく、局、時間帯などはバラバラにスポット的に効率の良い局、枠を狙って放送していきます。そうやって様々な局や枠を横断的に買い付けていくことからこの企画がキャラバン型と言われるその所以でしょう。

とはいえ、キャラバン型と言われるものとも違う29分インフォマーシャルを自社で企画制作、放送されている通販企業様からすれば提供会社がキャラバンの企画会社であることを除いては放送形態は同様と考えて良いものです。

キャラバン型と、通常のインフォマーシャルの違い

前段が長くなりましたが、ではその違いは具体的に何が異なるのか。

通常のインフォマーシャル素材ではキャラバン型の収録形式と異なり、自由度が高く、ロケによる愛用者や街頭での撮影などを行うため、企画コンテンツにもよりますが2日〜5日程度の撮影を行います。一方、多くのキャラバンでは芸能人や著名人が出演し、1日の収録の中で複数の協賛企業の番組素材を一気に撮影するため出演費や制作費を抑えることができます。

芸能人と契約して出演するだけで数百万円から1千万円以上がかかります。加えて編集、CG・グラフィック制作、ナレーションやBGM作業、その他出演者や人件費用などで、インフォマーシャルの中でも短尺と呼ばれる60秒から120秒素材制作で300万円から500万円、29分長尺素材となれば1000万円前後がかかってくるところを、キャラバン型では出演費などを含めて300万円〜500万円程のパッケージ価格が相場となります。

インフォマーシャルの概況

2019年現在、地上波テレビ広告費はついにWEB広告費に抜かれると言われ、長らく座してきた国内広告費の首位を明け渡すことになりそうです。

主な媒体別の広告費の推移 出典:nippon.com

マス広告全般にも言えますが、
「インフォマーシャルを含め費用対効果が落ちてきた」
といった通販企業様からの声は多く聞かれます。

昨今は視聴者も通販広告に様々な場所で触れる機会が増え、また、それを広告と認識し、飽きてきている、という実状はあるかと思います。それでもWEB広告が増え続ける要因の一つにはSNSなどの台頭と、その利用者たちが広告を広告と認識しつつも、自分に必要な情報を見極めていることもあります。

例えばYouTuberなどインフルエンサーと呼ばれる領域においてはステルスマーケティングなどが問題化されましたが、最近は「◯◯(企業名)から提供してもらいました」などを前提とした動画や記事が一般的となり、それを見る利用者たちもその前提として、興味を持って購買行動等に結びついています。

広告とわからないと思わせる広告は今後のコンプライアンスから排他される方向にあり、逆に言えばどのような広告でも広告であることを前提としつつも興味を持たれる、きちんと伝わる広告が生き残っていくのではないでしょうか。

それは、誰が、何を、いかにわかりやすく伝えようとしているか、その広告を見ている利用者たちターゲットといかにそれがマッチしているか、という点を、広告は今以上に精度を上げていかなければ生き残れないことになります。

最後に

長くなりましたが、第一エージェンシーでは通販企業様向けにオリジナルの演出を、25年以上もの間、インフォマーシャルを作り続けてきた経験を詰め込んだ新たな「キャラバン型インフォマーシャル」も提供しております。

テレビに限らず企業様ごとに適した幅広い広告のご提案を行なっておりますので、まずは気軽にご相談ください。