そもそもABテストとは?
ABテストとは、一部だけを変更した二種類のデザインパターンを用意して、どちらのデザインが良い結果になるかを検証する方法です。
ランディングページであればCVR(コンバージョン率)や離脱率、バナーであればCTR(クリック率)で比較します。ABテストを繰り返し行い、スピーディーにPDCAを回していくことが成果へ繋げることになるため、使いやすいツールを選ぶことも重要です。
Google Optimizeについて
Google が提供しているABテストを行うためのツールです。
タグを貼り付けるだけで、画面上の要素を変更可能となり、簡単にABテストを実施することができます。
Google Optimize
https://marketingplatform.google.com/about/optimize/
無料版『Google Optimize』と有料版『Google Optimize 360』の2種類がありますが、同時に実施するテストの数が5つ以下であれば、基本的には無料版でも十分です。中小企業でGoogle Optimize 360が必要になることはあまりありません。
有料版では追加できる目標の数や『Google Analytics』のオーディエンスターゲティングなど連携できるデータが増えるので、分析を強化したい場合は導入を検討してみるのも良いかと思います。
Googleオプティマイズの特徴
- 無料で利用できる
- 『Google Analytics』と連携できる
- ABテストでやりたいことは大体できる
- 操作が簡単
通常WEBデザインの変更は、IllustratorやPhotoshopでのデザイン~コーディング~FTPアップロードといった一連の作業が必要です。しかしGoogleオプティマイズでは、今ある既存のデザインをベースに、一つのインターフェース上で簡単にアレンジパターンを作成・追加できてしまいます。
例えば…
「ボタンの位置を変える」
「テキストのフォントやサイズを変える」
「ファーストビューの画像を変える」
「既存の要素のサイズや色を変える」
といったことが手軽にできてしまいます。
更に、URLに付加しているパラメータでセグメントも可能で、特定の媒体経由の人だけを対象に、別のページを表示させるといったことなどもできてしまいます。
既存デザインのカスタマイズでパターンを追加した場合、サーバー上のデータが増えるわけではないので、容量は節約できますし、SEO面においては重複コンテンツと判定されることもないので、細かい調整に気を使う必要もありません。
こんな方におすすめ
- クリエイティブの改善をしたい(CVR/CTR/離脱率など)
- あまりコストをかけられない
- デザインを外注している
- デザインは内製だが、人的リソースに余裕がない
まとめ
今回ご紹介したGoogle Optimizeは、Google Analyticsと同様に、無料で使えるにも関わらず、 非常に優れたABテストツールです。簡単に導入できて、操作も直感的に触れるようになっていますので、まだABテストツールを導入していない場合は使わない手はありません。
まずは一度実際に触ってみると良いかと思います。
ABテストを開始出来たら、イメージ通りに反映できているか、動作テストは必ず行いましょう。
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