テレビでの通販インフォマーシャルは様々な尺(CMの時間)の長さが存在しています。

どの尺で実施するのがおすすめなの?というご質問をいただくことも多くあります。放送素材尺は、プロモーションしたい商品ジャンルや価格オファー等によって、適切な長さの尺を選択する必要があります。

今回はインフォマーシャルの尺についてご説明させていただきます。

インフォマーシャルの尺の種類

通販インフォマーシャルの尺には、「長尺」と「短尺」という大きく2つの種類に分けられます。

「長尺」は長さが14分~54分で番組形式のものになり、「タイム」という広告出稿形態になります。一方、「短尺」は長さが60秒~300秒でCM形式のものになり、「スポット」という広告出稿形態になります。

※一部地上波やBS局では4、5分でも番組形式(通称ミニ枠)のタイム扱いの枠があります。

インフォマーシャルの放送尺と商品の関係について

商品が医薬品、機能性表示食品等で効果効能や特徴がストレートに伝えられる、または競合商品との差別化が分かりやすくなっているという場合は、訴求ポイントが明確でわかりやすくストレートに伝えられるために、短い尺(60秒~)であっても十分にレスポンスが取れる可能性があります。

一方、一般的な健康食品や化粧品で競合商品も多く存在する場合、表現もストレートな効果効能をうたうことが難しいこともあり、他社との差別化ポイントや商品のベネフィットを丁寧に説明することが必要なことから、長い尺(短尺120秒~300秒、長尺29分)の方が成功する可能性が高いと思われます。

また、食品は「美味しさ」というわかりやすいビジュアル訴求がメインで、かつ健康食品や化粧品より目標CPO設定が低いこともあり、90秒や120秒での成功例が多くなっています。

インフォマーシャルの放送尺とオファーの関係について

オファーに関しては、2ステップ(トライアルから本商品引き上げ)の「無料サンプルプレゼント」「有料トライアルセット」や、1ステップ(本商品購入)の「本商品割引購入」「定期購入による本商品初回割引」などが良くあります。

無料や少額のオファーの2ステップの場合は、より価格的に安く消費者のお申込みへの抵抗感が比較的低いため、短い尺の60秒~でもレスポンスが取りやすい傾向にあります。

一方、本商品購入の1ステップの場合は、商品購入するにあたって価格的なハードルがあるため、より消費者も慎重になり、その分説得する必要がますので、多くの説得材料を入れられる長尺の方がおすすめとなります。

インフォマーシャルの放送尺と放送素材の考査について

短い尺は物理的に入れられる表現の要素が少なく局の考査を通しやすく、長い尺の方が売るための色々な表現の要素を入れるため、考査に引っかかりやすい傾向があります。

予算額によっては、長い尺で考査を通しやすい局での実施によって、予算消化が十分可能な場合もあります。

まとめ

  • 尺の周囲は長尺(14分~29分)短尺(60秒~300秒)
  • 明解な商品は短い尺、より説明が必要な商品は長い尺がおすすめ
  • オファーの強さや金額も、短尺or長尺を選ぶポイントに
  • 素材考査は短い尺の方が比較的通りやすい

今回、ご説明した項目に関してはあくまで傾向としてのお話しであり、具体的な御社の商品やオファーから適切な放送素材尺をご提案させていただくことになります。

29分でも比較的費用を抑える方法もあります。詳しくは下記になります。

是非お気軽にお問合せください。