そもそもページの表示速度とは?

ページの表示速度とは、ブラウザにページが表示されるまでの速度のことを指します。ページの読み込み速度は、Googleが検索順を決定付ける指標の一つです。
スマートフォンが普及している近年、インターネット環境は良くなり快適なネットサーフィンが当たり前になりました。これは「表示が遅い=ストレス」を意味します。

WEBサイトを訪問したときに、一瞬で表示されるWEBページと表示が遅いWEBページ。 ユーザーに選ばれるのは、当然一瞬で表示されるWEBサイトです。

CV率や離脱率に影響する重要ポイント

表示が遅くイライラした結果、具体的にどのようなデメリットがあるのか、その影響を示す調査結果があります。

操作開始時間が3秒のサイトは1秒のサイトに比べ、コンバージョン率は38%低下、直帰率は50%上昇する

引用元:日本ラドウェア株式会社
https://webtan.impress.co.jp/e/2014/07/08/17757

サイト表示が0.1秒遅くなると、売り上げが1%減少し、1秒高速化すると10%の売上が向上する。

引用元:Amazon
http://robotics.stanford.edu/~ronnyk/2007IEEEComputerOnlineExperiments.pdf

遅いサイトの順位が下がるのではなく、速いサイトの順位が上がる

引用元:Google
https://webmasters.googleblog.com/2010/04/using-site-speed-in-web-search-ranking.html

スピードが遅いと発生する5つのデメリット

  • CVRの低下
  • 売上の減少
  • アクセス数の減少
  • 検索順位の降下
  • 顧客満足度の低下

ページ表示速度の向上はUX(ユーザー・エクスペリエンス)の向上、サーバーの負担を減らし運用コストが削減されるなど、多くのメリットをもたらすものです。

SEOの目的は「検索順位の向上による、検索流入の増加」だけではなく、WEBサイト運営者の利益の増大です。ページ表示速度の向上は、「検索順位の向上」以外にも多くのフェーズに確実にメリットをもたらす重要な施策だと言えます。

Google スピードアップデート開始!
表示速度がサイトの評価を左右する

Goolgeは2018年7月9日に、モバイルページの読み込み速度の評価を行うアルゴリズムの更新である、スピードアップデート(Speed Update)を公式発表しました。
(参考:https://webmasters.googleblog.com/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search.html

アップデートで何が変わった?

2010年頃からもデスクトップPCの検索において、ページの読み込み速度を検索順位の評価項目に取り入れていましたが、今回のスピードアップデートでは、同様の仕組みでモバイル検索にも導入することになりました。今回のアップデートにより、極端にページの読み込み速度が遅いサイトの評価が下がり、これが検索順位に影響する形になります。
ページスピードの高速化は、SEO面でも重要なポイントとなります。

モバイル端末はPCに比べて処理速度も遅く、回線も不安定ですが、ユーザーはPCと同じ様な速度で表示されることを期待していると言われます。しかし、それに反してWEBサイトは、レスポンシブデザイン、JavaScriptを使ったWebアプリケーションなどの登場で、複雑化、リッチ化が進み、ファイルサイズも増え続けています。

その様な中では、サイトパフォーマンスの向上まで手が回らないといった状況があるのではないでしょうか。

まとめ

ページ表示速度の高速化は、SEOによる集客面でも、CVR向上の面でも非常に重要なポイントです。まだ実践していない場合は、ぜひ一度測定・改善行いましょう。

さらにCVRをあげるには、ページ表示速度の高速化に加えてサイト改善も必要です。ユーザーが欲しい情報にすぐにたどり着くことができなければ、CVRは下がってしまいます。
まずはお手持ちのWEBサイトにおけるユーザーの行動を現状分析して、改善案を考えていきましょう。

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