こんな話を聞いたことがありませんか?

買い物の時、男性は目的のものに一直線へ向かい、女性はウィンドウショッピングや寄り道を楽しみながら目的のものを購入する(何なら気分で目的のものを買わないこともある)。

これは男脳、女脳の買い物のプロセスの違いと言われています。(※あくまでも傾向です)
このプロセスの違いは通販でも考えられます。そこで今回は、メイク用品やスキンケアなど通販での商品数が多い、女性向け商材のキャッチコピーで意識したほうがいい簡単なポイントを紹介します。

【その①専門知識や成分だらけにならないように気を付ける】

データや成分の専門的な説明は、商品の説得力を強める大切な材料ですが、その情報が強く前に出てしまうと女性の「自分にとってのメリット」が埋もれ見えにくくなってしまいます。

その成分が入った商品を使うと自分がどうなるか、生活がどう変わるか?リアルな暮らしをイメージさせる言葉を使った方が受け入れやすくなります。

例)50代以上の女性にオススメ!長年の研究技術を1本に!話題の育毛成分パントテニルエチルエーデルを配合。さらに有効成分のセンブリエキスも30%増量し、4つの厳選植物成分を配合したヘアケアエッセンスです。頭皮への浸透を考え、成分を小さくナノ化しました。

→「朝のヘアセットが楽になった」「ふんわりして髪にもツヤが」「もう分け目を気にしなくていい!」と50代以上の女性の声が続々!話題の育毛成分を配合し生まれ変わった、ヘアケアエッセンスをぜひお試しください。

専門的な情報は簡単な言葉に言い換える、真っ先に目に入る所に置かない、商品の信頼を裏付けるサブ要素として使うと効果的です。

【その②口コミをそのままキャッチコピーに】

女性は何か欲しいものがあった場合、自分の悩みや理想に共感を覚える口コミを参考にすることが多くあります。

そのことを踏まえ、口コミをキャッチコピーに組み込む、または口コミコーナーとしてそのまま見せるなどの手段がオススメです。
口コミからキャッチコピーを作る場合は、できるだけお客様の言葉を活かしつつ。
読みやすさや文章のきれいさを優先して、書き換えすぎるとわざとらしい文章になってしまいます。
口コミのスクリーンショットや手書きのものがある場合はそれをそのまま使うのも効果的です。

『3万人がその効果を実感』、『イイネが2万以上』などたくさんの人が使っていることも間接的に購買の後押しになります。

【その③感情に働きかける言葉で飾る】

女性に好まれる文章の一つとして、感情に訴えかけるものがあります。

こちらはデザインや色合いの力によるところも大きいのですが、可愛い、やさしい、不安や悩みを打ち消し何かよさそうと思えるような、感情を刺激するワードを入れるようにしましょう。いきなりひねり出すことは難しいので、女性誌からワードをストックしておくと便利です。

以下すべて雑誌から拾いました▼

【擬音】

ふわふわ、もこもこ、さらスベ、うるつや、ちゅるんなど。

【簡単・即効性を表す表現】

あてるだけ、飲むだけ、らくちん、一気に、瞬間ケアなど。

【やさしさを感じさせる表現】

花から生まれた、ストレスフリー、ヘルシーなど。

【美しさの表現】

肌を目覚めさせる、生まれ変わったような、〇〇に魅せる(見せる)、赤ちゃん肌、〇〇をあきらめない、潜在美、呼び覚ますなど。

何も意識せずに書いた文章もこれらのワードで飾るだけで、女性の目に付くものに近づけます。

まとめ

これら3点を全てのコピーに意識して書くのは難しいので、メインキャッチや目に付く小見出しなどに入れていくだけでも印象が大きく変わってくると思います。

新聞広告、チラシ、WEBの商品紹介ページなど、何だかレスポンスが上がらない、しっくりこない時は、ターゲットの購買の傾向を深堀し、消費者の心理にフィットするコピーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。